多額の借金を帳消しにしてくれる、自己破産。
自分には、関係ない、金など借りていない。
それに、自己破産したら、家族や会社にバレる、裁判所の人が家に押しかけて来て引っ越さないといけなくなる、子供や親族の結婚や就職に影響が出る…
こういったことを思う方が大半でしょう。
本当に、あなたには、借金がありませんか?
「え、借金?そんなのないよ」
そう言う方が、多いと思います。
でも、そうでしょうか?
あなたは、車やマンションをローンで購入していませんか?
昨日の居酒屋での支払いやバーゲンの戦利品を、クレジットカードで払っていませんか?
真実を申し上げましょう!
「現金を借りていなくても、ローンやクレカ払いは立派な借金です!」
えぇぇー。そんなぁ…
そんなこと当然知っていたよという方も、目から鱗だった方も、「自分って、借金あるんだ」なんて、悩まなくていいです。
支払えている間は。
でも、支払いが出来なくなったらどうしますか?
病気、失業、昨今の物価の上昇…
人生は、不測の事態で溢れています。
そんな不測の事態を、解決する手段が自己破産です。
このページでは、
①自己破産のやり方
②メリット
③デメリット
④自己破産が出来ないパターン
について説明していきます。
読み終わる頃には、あなたの自己破産に対するイメージが激変すること間違いなし!
①自己破産のやり方
まずは、弁護士を探しましょう。
いきなり敷居が高いと思われる方、大丈夫です。
今の時代は、メールやオンラインで相談に応じているところも多いですし、弁護士会の無料相談というのもあります。
何人かの先生に話を聞いてみて、費用や説明、相性が良さそうだ、と感じた先生に依頼しましょう。
なお、弁護士にはそれぞれ専門分野がありますので、自己破産の経験の有無、も確認すると依頼するかどうかの判断材料になります。
②メリット
次は、本題の自己破産のメリットについてお話しましょう。
⑴まずは、最大のメリット、
借金を返さなくてよくなる、
という点でしょう。
自己破産のときに手続きした借金は、それ以降一切返済しなくてよくなります。
ですから、借金で火の車だった家計もリセットされ、新たな人生を踏み出せます。
全く返さなくてよくなる手続は、自己破産だけです。
⑵会社、家族にバレない。
自己破産したことは、会社や家族にバレてしまうことはありません。
⑶債権者からの請求、取立てが止まる。
弁護士に依頼すると、自分への請求や取立ては止まります。
債権者からの返済の請求は大きなストレスになることが多いため、これは大きなメリットと言えるでしょう。
⑷必要最低限の財産は残せる
土地や不動産は、手放し、債権者への支払いに当てる必要はありますが、生活に必要な家具、家電、衣類は手元に残せます。
⑸手続に収入制限はない
高収入の方から生活保護の方まで、誰でも手続できます。
③デメリット
次にデメリットを紹介します。
⑴官報という国が作る新聞に名前が載る。
⑵財産(不動産、車等)は、手放す必要があります。
掲載されている5〜10年間、ローンやクレジットカードは作れなくなります。
登録抹消後、再びローンやカード契約が出来るようになります。
⑷一部の職種の制限
破産の手続が終わるまでは、行政書士、警備員といった一部の仕事が出来なくなります。
しかし、手続が終了すれば、仕事は再開できます。
④自己破産が出来ないパターン
自己破産しても、免責(債務を支払わなくてよくなること)が降りないケースがあります。
例えば、借金が浪費やギャンブル、投資等で出来てしまった場合です。
しかし、こういったケースでも、そのことを真摯に受け止め、誠実に破産手続に取り組み、事情を裁判官に説明することで、借金の免除が認められることが多いです。
「浪費やギャンブルをしていたから、自分は破産出来ない…」
と諦めるのではなく、まずは専門家に相談しましょう!
確かに、自己破産には、デメリットもありますが、
会社や家族にばれずに、
借金返済義務から免れることが出来る
というのは、大きなメリットです。
そして、裁判所の人が押し掛けてきたりもありませんし、無一文で放り出されいきなり路上生活を強いられるというものでもありません。
今、借金で人生を捨てようか、とまで思い詰めている人はもちろん、今は何も問題なく生活している人まで、このメリットだらけの自己破産という手続の存在を知って、人生の不測の事態に備えましょう。